「欠陥住宅ではないか」 「いつごろ、どこに、いくらくらいのお金がかかるのか」 「あと何年くらいもつのか」
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家な見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。
住宅の購入前や、ご自宅の売り出し前にホームインスペクションを行うことで、建物のコンディションを把握し、安心して取引を行うことができます。
弊社の物件調査は、不具合を見つけて工事の不備等を指摘することが目的ではありません。詳細で正確な情報をより多く提供することで、安心して不動産取引をして頂くことを目的としています。
診断の方法は、目視で、屋根、外壁、室内、小屋裏、床下などの劣化状態を診断するのが基本です。機材を使用する詳細診断もあります。
米国では、州によって異なりますが、取引全体の70~90%の割合でホームインスペクションが行われ、すでに常識となっています。日本でも近年、急速に普及しはじめています。
ホームインスペクター(住宅診断士)とは
国土交通省では、中古住宅・リフォームトータルプラン(平成24年3月)に基づいて、消費者が中古住宅の取引時点の物件の状態・品質を把握できるようにするため、第三者が客観的に住宅の検査・調査を行うインスペクションにつき、検査・調査を行う者の技術的能力の確保や検査・調査の項目・方法等のあり方について検討を行い、今般「既存住宅インスペクション・ガイドライン」をとりまとめました。
使用する標準機材
各種機材を使用し、客観的な数字を用いて説明するようにしています。
具体的なチェック項目
天井裏(小屋裏) |
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「居室まで達していない雨漏り箇所がある。適切に金具が使用されていない。断熱材が施工されていない。小動物がいる。などが考えられます。」 |
外壁、基礎、軒裏 |
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「基礎のクラック(ほとんどは補修で直せます)。外壁のひび割れ、塗装の状態で外壁塗装工事の見通しを助言。漏水の可能性。などが考えられます。」 |
室内 |
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「床のきしみが、フローリング張替えで対応できる範囲か、根太の調整まで必要か。湿気がこもりやすい構造設計であるか否か。など事前に確認します。」 |
建具等 |
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住宅の傾き、不同沈下 |
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水まわり、設備機器 |
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床下 |
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屋根、防水関係 |
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「建物に水は大敵です。バルコニーの下に居室がある。屋根がさびている、塗装が落ちている。雨どいに枯葉がたまっているなど確認します。」 |
住宅診断の有効性
購入前に、物件の正しい情報を把握できるのがホームインスペクションのメリット。
建物の状態やメンテナンスの履歴、耐震性が分かることで、どんなリフォームをすべきか、そのためにいくら必要なのかが明らかになります。
思わぬ劣化が判明する場合もありますが、適切なメンテナンスをすれば、そのまま住めるケースがほとんど。欠陥住宅をつかむリスクも避けられるので、安心して中古住宅を買うためには、有用な手段といえます。
「ホームインスペクション済み」という付加価値は、購入者だけではなく売主側のメリットにもなります。仲介手数料にこのサービスが含まれる弊社の住宅インスペクションを是非ご利用下さい。